FAMIMA!! in Sapia Tower /S
Project | ファミマ!! サピアタワー/S店 |
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Category | 空間デザイン(店舗設計) グラフィックデザイン |
Place | 東京都千代田区 |
Date | 03, 2021 |
Cliant | 株式会社ファミリーマート/株式会社TOUCH TO GO |
URL | |
Contractor | |
Concept | 日本の大手コンビニでは初の店内完全無人型の無人決済店舗であるファミマ!!サピアタワー/S店のグラフィックを含む店舗デザイン。ここでは、KINOKUYA Suttoでも展開しているTOUCH TO GO(以下TTG)社の無人決済システムを用いている。今後、オフィスや病院など「マイクロマーケット」といった小商圏を主に出店を展開する事例1号目でもある。 大手コンビニはフランチャイズチェーン(FC)加盟店の経営環境の悪化などにより、人件費などコストを抑えた店舗モデルの開発が急務となっている。そのため、スペシャリティストアでもない限り、店舗開発に掛けるイニシャルコストは抑えることが求められる。そこで、今回弊社で手掛けた範疇は、全体のプラン計画とサイン関係、カメラのプランニング、什器などの必要最低限のデザインのみである。 まずファサードの壁面は、ブランドカラーであるライトグリーンを基本に、一筆書きで回遊することで購入体験が出来る様子を「はいる」「えらぶ」「でる」の3つの工程で可視化した。床面のサインには柔らかく直線上のシンプルなタイポグラフィとした。什器のデザインでは、ファミマ!!仕様として、下部を深めのモスグリーン、天板をブラック、立ち上がり面をグレーの石目調とすることで、都市圏の感度の高い層にも訴求できる付加価値を高くしたデザインに仕上げた。 システムとデザインの関係性は切り離せないものではあるが、個人的に日本におけるシステムのデザイン性は欧米中と比べても低いと感じる。経産省特許庁が2018年にデザイン経営宣言を取り纏めたものも、デザインによる企業力により国際競争力を高め、イノベーションを可視化できる価値にしようという心意気なのだと解釈している。日本では量産化されるもののデザインが、既製のデザインで繰り返されるさまが残念でならなく、つまらない。そこで、こういった取り組みがデザインリテラシーのボトムアップに繋がるデザインになれば、大変嬉しいことである。 |
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