JR STARTUP STATION
Project | JR STARTUP STATION |
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Category | 空間デザイン(オフィス設計) |
Place | 東京都港区 |
Date | 05, 2020 |
Cliant | JR東日本スタートアップ株式会社 株式会社TOUCH TO GO |
URL | |
Contractor | |
Concept | JR高輪ゲートウェイ駅を中心としたJR東日本グループによる Tokyo Yard Project の開発拠点とした、既存のFUJITECビルから Tokyo Yard Building へのリノベーションプロジェクト。JR東日本グループではこのエリアをグローバルゲートウェイ品川というコンセプトを元に、関係各所と連携しながら2024年頃を目標にプロジェクトを進めている。DESIGNESS inc. では6・7FをJR東日本スタートアップ株式会社によるベンチャー企業のためのインキュベーション拠点とその社のオフィス、8Fを株式会社TOUCH TO GOのオフィスとラボの3フロアを設計した。 DESIGNESS inc. では3フロア全体を “Identity - 均質性を持たない均質化” というコンセプトを掲げた。“均質性を持たない均質化”とは相反する言葉がぶつかり合っているのだが、そうではない。これは均質か不均質かのどちらか?という問いに対するアンチテーゼである。単刀直入に言うと、どちらでもない。日本にありがちなオフィスの均質とは、OAフロアにタイルカーペットに白すぎる蛍光灯という空間絵図である。JR東日本というグループ社は堅苦しく、従来型の企業というイメージを持ち、オフィス空間がまさに均質的で無機質な従来型のオフィスである。しかし、近年の日本を始め世界各国のスタートアップ事業を鑑みるのであれば、そのスピード感や柔軟な考え、他社とのステークホルダーなど従来型の思想では加速度的にも劣ってしまう。そこで、既存の企業イメージや働き方の脱却を図るため、空間から脱却を図ろうと試みた。 では“均質性を持たない均質化”とは、スタートアップ事業における企業や人材の各々の個性が均質化されずに、社会の風潮や時代のベクトルに沿った均質性を保とうという意味である。そこでデザインキーコードとしては “Aggregation - 知の集積”を掲げ、各階のデザインに落とし込みを図った。 企業が企業とが提携することによって、リンクアグリケーションとして社会のハブ役となるのがJR東日本グループのインフラネットワーク。社会のバランスを保ち均質性を保つためには、守りがちの姿勢になってしまうかもしれない。しかし、決して個性を失わずに均質化すれば、各々のアイデンティティが発揮され大きなネットワーク・パワーを生む。一つの社会をチームとして、個性を保ちつつ革新的な思想で取り組むという意義さえ失わなければ、均質化された社会の中でもアイデンティティを見出だせる解がこのオフィスである。 |
- Thinking
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